「生活クラブ事業連合生活協同組合連合会」というとても長い名前の発行元から発行されている「生活と自治 9月号」になかなか興味深い記事があったので紹介してみる。
「これがほんまの福祉です!」という記事。地域探訪「風の声」を聴くという連載の第26回目で徳島県上勝町を紹介している。
多分この町はすでに有名で、知っている人は知っているんじゃないかなぁとは思うけれど、僕は初めてなのでワクワクした。
「株式会社いろどり」がメインで事業を行っている。売るものは
料理の脇役として季節感を演出する草木の葉や花、「つまもの」である。
だそうです。食べるもの、ではなく見て楽しむものですね。こういうのって商品を売るというよりももはや「料理を食べる人を楽しませる」という「サービス」を売る仕事ですよね。この記事では「商品ではなく価値を売る」と表現されています。
これらを生産しているのが徳島県上勝町の人々。主力は60代から70代の高齢者。
朝10時、注文が来る。自分たちが出荷できるものがある場合、それにコミットすることで販売できる。という仕組み。生産者は販売された先、値段等をパソコンで確認ができる。この生産者達が、60代、70台のおばあちゃんなんですよ。紅葉した柿の葉っぱを販売して2ヶ月で50万円の売上。その他の商品をあわせて月の売上75万円。
このおばあちゃんたちがなんとまあ楽しそうに働いていることか!パソコンに向かって出荷された商品についた値段をみて、一喜一憂している姿!すげー。この裏で動いているのが受発注システムで、いくらで、誰に売れたかがわかるのは生産者のおばあちゃんにとっても凄い嬉しいことみたい。
この記事を見て思ったのは、働ける場と方法を提供できれば高齢者でも働けるってこと。高齢者がいきいきと働ける場を提供するという福祉。夢がありませんか?そして、儲かったお金を、若い人たちに投資してくれれば言うことはありません!(笑
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