梅田望夫/茂木健一郎の対談を収録したフューチャリスト宣言 という本を発売日に買って今読んでます。
前日に探しに行って発見できずにモキュモキュしてたのは恥ずかしいので秘密です。
人様の書評などはまだぜんぜん読んでる暇はないので、自分がびびっときたやつを。
「茂木:ネット上の新しいライフスタイルという意味では、中途半端なオタクもだめですよね。梅田さんが良く書かれているように、朝から晩まで大好きなプログラミングをやっていたいと心から思っている人、そういうギークやナードは、僕はとても好きなんだけど。でも、中途半端なものに対してはものすごく怒りを覚える。」
っておっしゃっていて、これには耳が痛いですな。どうもいつも頂点を極めるまで行かないんだよなぁ。
という感がいまだにぬぐいきれていないんだよね。
たとえばプログラミングでも周りの人は「そこまでできたら十分だよ!」とか
「えぇ、プロみたいなホームページつくっててすごいじゃん!」(このブログのことね)とか言ってくれるわけですよ。
でも、自分ではぜんぜんいけてないと思っていて、事実、はてなとかサイボウズラボとかGoogleの中の人や、Livedoorの人に勝ててる気はしないわけですよ。勝てないとは絶対言いたくないからいまだにあがいているけど。
中途半端さ感で不安というかコンプレックスというかがずっとくすぶってる。
今だって、普通に考えたらすごいことやっているとはおもうんだよね。
台湾行ってiDCの設置作業教えて、現地作業を全部外注に出したり、大連でシステム開発外注出して。
ほとんど一人二人でそれをこなしているのは、間違いなくすごいことだって自信あるよ。
でも、今出しているシステム開発だけどさ、普通にウォーターフォール型で
要件定義→基本設計→詳細設計→コーディングっていう手順で進めててとろとろかかってるわけです。
向こうの技術レベルにも不満あるし。いまさらログインの制御とか自分でかくなっつーの。
オレと同僚二人でがりがり書いていけば3ヶ月とか、遅くても半年で完成すると思うんだよね。
つまりもう完成してるはず。でも社長に「お前ら自分たちでやるって言ってるけどできなかったら
どうするんだよ!お前等二人で絶対できるっていえるのかよ!外注費はキチンと確保しているんだから
」って言われて、大連を選択してしまったわけですよ。
なんで「そんくらいできます。1ヶ月でやります」とかいえない自分にがっかり。みたいな。
なんだろう、思ったよりたくさん書いちゃった。どうも「中途半端」という言葉にかなり過剰反応。
多分オレのテーマなんだよ。オレのっていうか、なんかそういう感覚を抱いている人は多いんじゃないかな
と思っていたり。もっととんがりたい!と思いながらこの日本の雰囲気に流されて生きている人たち。
まぁ、そんあわけで中途半端からどう抜け出すのかっていうので今もがいている最中なのです。
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私も「中途半端」という言葉をひしひしと実感します。
ネットワークの仕事には大分慣れてきたものの、
今の会社の中途半端なぬるま湯に半ば浸かり、半ば脱出しようとしているような状況です。
極めると言うには程遠いですが、常に向上心と好奇心を持ち続けたいですね。
忍さん>
そうですね、常に向上心と好奇心を持ち続けることは重要ですよね!その場で満足していては楽しいことは起こりません。
でも、それによって常に満足じゃない状態を作り出し、どこまで言っても中途半端感がぬぐえない。ということもあるのかな?とかちょっと思ったりたまにします。(笑
まぁ、そんな高度な状態じゃないですけど。
転職してみて、会社脱出も手だけど、現状を脱出するために上と交渉して熱い仕事を任してもらうって言うのもひとつとおもいました。それでだめなら・・・ってのがいいかも。